サムライバーテープの幅について
サムライテープの幅は、18mmとなっています。通常のバーテープ(写真/左)の幅が30mmですから、それに比べると狭く感じられるかと思いますが、もちろん理由があって18mmに設定しています。
サムライバーテープは、日本の伝統工芸である本物の「真田紐」を使用しています。真田紐は、戦国武将として知られる真田幸村とその一族が刀の柄に巻いたことから、その名がついたと言われています。真田幸村は、なぜ刀の柄にこの紐を巻いたのか…...
真田紐は一般的な「組み紐」とは異なり、木綿の縦糸と横糸を織った「織り紐」です。そのため普通の紐のように伸びることがなく、張りがあって解けにくい丈夫な紐(というより織り物)となっています。真田幸村は「伸びず強くて丈夫な紐」だからこそ、この紐を自らの命を預ける刀の柄に巻いたのです。
だから、サムライバーテープにも伸縮性がありません。伸びないので握った時にしっかりとしたグリップ感があるのですが、同時に伸びないために、たとえばドロップハンドルの曲線などに沿って巻く際に「幅が広いと巻きづらい」ので、サムライテープの幅は「曲線でも楽に美しく巻ける18mm」となっています。
サムライバーテープは伸びないので、巻き初めから終わりまで均一の力で巻くことができます(裏面には、あらかじめ5mm幅の粘着テープが貼ってあります)。引っ張ったりする加減の必要がないため、初めての方でも簡単に美しく巻くことができます。
また伸びないからこそ、汚れたら洗って、ふたたび同じように巻き直すこともできるのです。 幅が狭いぶん、通常のバーテープの長さが1本約2mほどなのに対して、サムライバーテープは1本3mとなっています(2本1セット)。3m×2本で、ドロップハンドル1台分となります。1本をプロムナードハンドルに巻いて、もう1本はトップチューブに巻くといった使い方もできます。
強くて美しいサムライバーテープで、個性的なカスタマイ ズをお楽しみください。